SONY E PZ 16-50mmレビュー
2014年に発売されたソニーの旧型デジカメ「α6000」をゲット。
街歩きやハイキングに扱いやすいコンパクトなミラーレスカメラです。
風景撮影用に広角レンズも購入しようかと思っていたら、付属していた標準ズームレンズ「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS SELP1650」がなかなか使えるかもしれないということに気づきました。
●広角端16mm↓
この16-50mmレンズの広角端は、一般の16mmレンズの画角より若干広いみたい・・。
なんだかこれで十分風景に対応できそう。。
●25mm↓
f8まで絞っているのに岩は前ボケ。
6000×4000pxの撮影記録画像では、右手の木の葉は、一枚一枚すばらしいの解像力!
●望遠端50mm↓
f9で、くっきり!
以上3枚の写真は、なんだかスマホで撮った写真のような画像処理が加えられた感が強いな・・なんて思ったら「Dレンジオプティマイザー」という明るさとコントラストを自動補正する機能がONになっていました。
とりあえず、カメラの設定をいつものハイキング撮影仕様に変更して、次は忍不池の蓮を撮影に。
16mmの周辺は歪みます。
【望遠端開放】
猫や花のような小さな被写体に近づいて撮る分は、綺麗にボケるようです。
【RAWで現像】
ソニー製センサーの高性能を感じるRAWデータ。
記録モードは、RAW+JPGで撮ってみました。
明るい空に向けて撮れば、蓮の葉は真っ黒に。
周辺光量もだいぶ落ちるけど、これはこれでいい感じ。
RAWから影の部分を明るく調整すれば、葉っぱはノイズも無く、くっきり再現されますね。
逆に暗くすると、こんな絵も作れます↓
★夜間手持ちお散歩撮影の場合
絞り優先で撮っていますが、夜だとISOの上限を設定しないと、どんどん上がります。
ガサガサした粗いノイズもどんどん。
ノイズはRAWから現像すれば目立たなくできますが、blog用に気軽にアップする写真に毎回ソフトで調整するのも手間かな・・。
まぁ、ほぼ昼間のハイキングでの撮影がメインだから問題なし!
【玉ボケ】
背景玉ボケ例はこちら。
小さなレンゲショウマにぎりぎりに寄って50mmで撮っています。
【総評】
とにかく軽くて、ここまで写れば満足です。
購入前は価格コムに投稿されているネガティブなレビューを見て少し躊躇しましたが、皆さんプロの領域で議論されているので、私程度の撮影スタイルでは全く問題ありませんでした。
これまではマイクロフォーサーズカメラでレンズを3個(広角~望遠)持って山歩きしており、長時間歩くと100g、200g程度の重量差でも疲労(遭難リスク)に直結するのです。
「α6000」に「E PZ 16-50mm」の組み合わせだと、マイクロフォーサーズカメラに広角レンズ(9-18mm)を付けた状態より軽く、しかも「E PZ 16-50mm」レンズ1個で従来のレンズ3個相当の撮影ができます。
極め付けは、パノラマ撮影!テクノロジーの進化を実感する衝撃でした(´д`ι)
パノラマ撮影はα6000の機能ですが、16-50mmのレンズでこんな写真が撮れるなら、広角レンズは必要ないナ!と。
16-50mmレンズのレビューは、数回に分けて更新しましたが、とりあえず以上となります!
【2019年5月追記】
うっかり、レンズの先端(プラスチック部分)をゴツンとぶつけてしまうアクシデントが発生しました。
AFの動作は正常っぽく動くのですが、撮影画像は絞っても広角側では左、望遠側では周辺がボヤっとしたピンが合わない眠たい写真に仕上がります。
恐らくぶつけた衝撃で、レンズが微妙にズレてしまったのだと思います。
最近では単焦点レンズを使って撮影していますが、16-50mmを買いなおすか迷うところです。山に入れば、しょっちゅう岩にぶつけたりするし・・・。
とりあえずの中古レンズという選択肢はないですね。このような状態のレンズはたくさん流通しているでしょうから。
↓こちらの写真は一見普通に撮れているように見えるけど、f7でこんな状態です。左側がボケちゃってますね。。
精密機器は大切に扱わないといけません!!
【その後】
単焦点レンズの付け替えが面倒だったので、一時期コンデジのRX100M3をメインで利用していました。
しかし、背景ボケ写真のガサガサするボケが気になり、結局16-50mmを買いなおしました。
ヤフオクで未使用のキットバラシ品を安価に落札。
カメラも以前未使用品の激安をポチッたα5100(SEL55210)を活用します。
α5100 & 16-50mmならフロントバックに収納できるので、壊してしまうリスクもなく山歩きには重宝する組み合わせです。