アットロードサイドblog
2025/08/09

ワークマン空調服(ウィンドコア)vs中華ウエストファン

今年も厳しい暑さです。
外出時の暑さ対策として「空調服」と「ウエストファン」を使い始めたので、山歩き(ハイキング利用)の視点からもそれぞれレビューしてみます。

【空調服】

購入したのは、ワークマンのウィンドコアリペアテック 2WAYベスト 

ウィンドコアリペアテック(R)2WAYベスト

工事現場で作業員さんが着ている空調服と違って、カジュアルなデザインが気に入ってこれを選びました。

服は、2,900円となっていますが、バッテリーとファンは別売りです↓

ウィンドコアリペアテック(R)2WAYベスト専用バッテリーとファン

服:2,900円
バッテリー:10,800円
ファン:5,800円
合計19,500円(;´・ω・)

バッテリーがリチウムイオン6,700mAhの大容量にして重さが244gと軽量に仕上がっているのがポイントでしょうか。
給電用外部機器接続のUSB Type-Aポートも備わっているので、山歩きの際は別途モバイルバッテリーを持参しなくて済みます。
ちなみに連続稼働時間は、電圧モードによって次のように変わります。
●19V:約2.6時間
●15V:約4.1時間
●12V:約8.6時間
●8V:約24時間
12Vモードで服がパンパンで、襟元から出る風が顔に直撃するような充分な風量があります。虫の侵入防止のファンカバー付きで安心!!
丈長にデザインされた空調服だけに、バックパックを背負う場合はウエストベルトの無い小型ザックが適しています。

--【参考】--
比較検討した商品はモンベル社の空調服ファンブロー ベスト
モンベルの場合、価格が3万円超で、デザインは工事現場タイプ。
バッテリーは外部機器接続不可で、容量3,350mAh、重さ343g。
●19V:1時間+13V/約5時間(風量が可変)
●13V:1.5時間+約6時間(風量が可変)
●9V:約13時間
●6V:約30時間
生地の素材は良さそうだけど、デザイン&スペック、コスパ共にワークマンに軍配が上がるかな・・
但し、山歩き時の実用面では、モンベルの方が工事現場タイプのコンパクトデザインのため、ザックが背負いやすいと思います。
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ウィンドコアリペアテック 2WAYベストに小型(24L)のバックパックを背負うとファンの位置はこんな感じ↓

ワークマン ウィンドコアリペアテック(R)2WAYベスト バックパック装着例

今夏は気温35度以上の猛暑日が続きますが、空調服によって涼しく感じる条件は、湿度に左右されると感じました。
湿度50%未満なら汗が蒸発しやすく、気化熱で涼しさの効果を実感できます。
反面、湿度が60%を超えるようなムシムシした環境では、熱風が服の中を流れ続けているだけの感覚なので、気温が30度でも暑苦しく、空調服を着ていない方がマシと感じました。


【中華ウエストファン】

一枚重ね着状態で使用する空調服は、高湿度下では熱がこもりやすく無力と感じていたところ、合理的な携帯送風機を見つけました。
それがこちら↓

中華ウエストファン

アマゾン等のネット通販で「ウエストファン」「腰掛け扇風機」「腰ベルトファン」等の名称で販売されている3,500円前後の中華ウエストファンをtemuで1,260円で購入!

↓この手の広告表現を使うノーブランドの中華電子機器は、「購入⇒1回使用⇒廃棄ゴミ」となるリスクがありますが、この商品は優れもの(当たり)でした。

中華ウエストファンの広告画像

ベルトに引っ掛けて使用するとこんな感じです↓
ちなみに、ストラップが付いているので、腰に巻き付けてロックすることでグラグラ揺れることもなく、装着していることの違和感もありません。
重量は260g。

中華ウエストファンをベルトに装着して使用

これまで、2時間位ウォーキングしてから帰宅するころにはシャツが汗でびっしょりでしたが、ウエストファンを使うとほとんど濡れません。
高湿度の環境下では限界を感じることはあるものの、重ね着の空調服よりは全然快適ですね。

長時間、風が肌に直接当たり続けるのは健康的に気になる場合は、ファイントラックのドライレイヤーのような吸汗速乾ウエアを着ておくと良いと思います。

購入した中華ウエストファンのバッテリー容量は1,800mAhと心許ないですが、一番弱い風量だと5時間以上は連続稼働できます。一番弱い風量でもシャツがぷくっと膨れる位の風量があり、かつ屋外だとファンの稼働音もほとんど気になりません。
それと、商品説明に「100段階調整可能」と書かれているのは、中華製品お決まりの誇大表現(ウソ)で、正確には10段階調整です。ボタンを押すごとに「10→20→30~」と10刻みで表示が変わります。
こういう表現がムダに不信感を与え、良い商品でも残念に見えるのは私だけでしょうか(;´・ω・)
↓決してこのような冷え方はしません(;´・ω・)
ウエストファン冷却誇大表現(参考画像)

使用上の注意は、ファンカバーが付いていないため、吸気口から蚊やブヨ等の吸血虫が服の中に入らないように注意が必要ですね。


【まとめ】

空調服とウエストファンは一長一短で、シーンによって使い分けしています。
都心より気温&湿度の低い山岳ハイキングやレジャーで使う場合は、信頼性のあるワークマン空調服が安心です。大容量バッテリーは12Vモードで使っても8時間連続稼働でき、モバイルバッテリーとしても活用できます。
高温多湿の近所散歩は、重ね着による蒸れがない中華ウエストファンがオススメ!!但し、虫対策して連続稼働時間や信頼性に納得できれば、ウエストファン一択もアリでしょうか。

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