RX100III(DSC-RX100M3)スチルと動画レビュー
ソニーのコンパクトデジカメ、RX100III(DSC-RX100M3)をゲットしました!
α6000の付属レンズSELP1650が壊れたこともあり、同じような画角のズームレンズを検討した結果、交換レンズの購入はやめて、24-70mmのコンパクトデジカメに決定。
山歩きの際、カメラを首から下げているとどうしても岩などにぶつかり、壊してしまうのですよね。
コンデジならフロントバッグに収納できるからアクシデントは気にせずにすみます。
購入したDSC-RX100M3は、2014年に発売された旧モデル。
条件は、風景撮影が多いため広角が必須。
RX100シリーズで画角を調べると、↓こんな感じです。
M,M2:28-100mm(F1.8-4.9)
M3~M5:24-70mm(F1.8-2.8)
M6,M7:24-200mm(F2.8-4.5)
(ちなみにMは、2012年発売で最安)
広角24mm対応で一番安価なのが、M3ということになります。
F1.8の明るさもあり、このクラスの交換レンズ一個分でRX100M3が買えちゃえますナ!!
朝靄に浮かぶ富士山↓
●ぼけ
45mm 1/50 f3.5 iso125
前ボケと背景ボケ
26mm 1/400 f2.8 iso125
70mm 1/500 f8 iso125
明るいレンズが付いているから、早いシャッタースピードはもちろん、手振れ補正も利くから真剣に構えなくても気軽にシャッターを押せるところが、このカメラの真価ともいえそう。
●光芒
朝陽が射し込む森↓
24mm 1/40 f8 iso125
JPG撮って出し画像(画像縮小のみ)
RAWで現像すると↓
木漏れ日を太陽に向けて↓
24mm 1/160 f1.8 iso125
F11まで絞ると、綺麗な旭日旗模様が出ます!!
●夕暮れ時
高速道路上での風景。
24mm 1/400 f3.5 iso125
脳裏に記憶した実際の夕焼けイメージを再現。
RAW現像↓
RX100IIIでの撮影から気づくことは、昼間の明るい風景撮影のJPG画像は、一般的なコンデジのような描写に感じます。最近のスマホの方が綺麗に見えたりしますね。
ただし、RAWファイルはさすがソニーのセンサーだなっ!といった印象を受けます。現像することにより意図する画像を作り出せます。
JPG撮って出しの得意分野は、暗い環境で光が照らされているようなシーンなのかと思います。
例えば、夜の繁華街とか、ディズニーランドの夕方のパレードとか。
ソニーのオフィシャルサイト(スペシャルギャラリー)には参考になる作例が紹介されています。
ソニーの作例をみても暗い写真ばかりなのが、このカメラの特性を物語っていますね。
そこで、RX100M3の得意分野と思われる夜の風景を撮ってきました。
【上野公園で開催された陶器市】
絞り優先だと、シャッタースピードが1/30秒を下回らないようにISOが調整されます。ISOの設定上限に達すると、1/30秒より遅くなります。
手振れ補正機能が入っていても1/30秒だと息を止めないとブレてしまうと思いきや、片手でもOKでした!
カメラのサイズが手のひらに納まるほど小さいので、扱いには慣れが必要ですね。
最初は別売りのグリップを購入しようかと思いましたが、そこそこ重量感があり安定することから、慣れたら問題ありません。
iso4000なのに全然綺麗なJPGが出てきます!
● 24mm 1/30 f2.5 iso3200 -0.7EV
光を綺麗に捉えるから撮っていて楽しいですナ!
↓2020年2月23日平年より早く開花が始まった上野公園の桜
いつもRX100M3をカバンに入れて持ち歩くようになったので、撮りたいときに直ぐ撮れます!
2020年4月26日上野公園にフェレットが出没!
こちらの写真は、70mmf2.8で撮影して、中央部をトリミングしています。
この前に24mmf8で風景を撮っていて、急いで開放にするとき、前面のコントロールリングではなく、背面のコントロールホイールを回すことで、一瞬でf値を変えられます。
レンズ部にあるコントロールリングは、動作が遅くてほんとストレスなんですよね。
★動画も撮れます!!
登山などの動きのある映像では、アウトドア専用のアクションカメラに比べると、いかにもコンデジで動画撮影したと感じる印象を受けますが、写真主体で少し動画も残しておくような撮影スタイルだと使いやすいと思います。
逆光時は、黒つぶれして被写体が全く見えなくなるので、動画編集ソフトでシャドウハイライトを調整すると、さすがにソニーのセンサーらしく、見やすくなります。
撮影動画をオマケ程度に表示させ、写真で表現するような動画作品を作ってみました。
4:25あたりに、ある程度解像した「ツガの木」「アセビの木」の映像が出てきます。
撮影元映像は、逆光でこのように↓黒つぶれしていたため、公開動画の方では、編集ソフトでシャドウ部分を明るく調整しています。
動画編集ソフトも5年前のものなので、最新のソフトなら発色も綺麗に補正できると思いますが(;・∀・)
それと、歩きながら撮影すると手振れで見にくい動画となってしまうので、ソフト側でスタビライザー機能を最強に調整しているため、作例のように画角がとても狭くなります。
スポーツや登山動画のような使い方には不向きかもしれません。
しかし、7年前の発売モデルでここまで映れば全く不満は感じませんね!!
(動画は、2021年10月作成)