マイカーの整備記録・レビュー

不具合の記録

ちょっとした不具合、トラブルの記録です。

polo 2017年8月草津のR292

①【低速時、だんだんシフトチェンジがギクシャク・・制御プログラムの考察】

ポロのシフトチェンジのタイミングは、運転手の乗り方やクセに学習したプログラムで、アクセル開度に応じて加速や燃費が最適化するようにコンピュータが制御しています。

先ず、新車時に初期インストールされているプログラムは、いわゆるカタログ燃費を達成させるためのプログラムと考えた方がよいです。
発信~低速時のシフトチェンジの荒さは、新しいプログラムにアップデートすることによって、まるで別のクルマに乗換えたかのように滑らかに改善されるのです。
これにより、シフトチェンジのタイミングでエンジンが高回転ぎみに活発に動くように変わり、燃費が2km/L位ダウンします。乗り手側としては2Km/L位燃費が落ちても運転が快適な方がありがたいので良しとします。

この学習プログラムが残念な部分は、渋滞の多い都心を中心に走行すると、Stop&Goの繰り返しで、アクセルを踏んでも余り加速しない鈍い反応へと学習していきます。(逆に渋滞時には、とても乗りやすくなりますが。)
6RCBZの特長ともいえる低速時に軽いアクセルワークでの俊敏な反応も、だんだんともっさりしたクルマへと仕上がってしまうのです。

このような渋滞走行を学習してしまうと、エンジンの低回転域でシフトチェンジを繰り返すようになり、自動的に低燃費を意識してトルクの無い回転域で早めのシフトチェンジが行われ、20~30km/h、2~3速間の動きがギクシャクしてきます。
コツン、コツンと小さな不快なショックが発生。MTでしっかり引っ張らないでシフトアップしたときの、ノッキングしそうな反応に似た感覚です。

ドイツで設計されたプログラムは、日本のような数十メートルごとに信号にひっかかり、慢性的なノロノロ走行を想定していないのでしょう。

それよりエコカー減税のように優遇されている車両に対して、燃費に悪影響するプログラムの修正は、企業コンプライアンス的にNGでは?なんて思ったりも・・。

まだ走行距離1万Kmも超えていないのに、ギクシャク感はいかがなものか?車検時にディーラーに調べてもらうと、「問題は確認できませんでした」という調査結果でした。
素人でも感じるコツコツ感だし、"問題"として回答できない大人の事情でもあるのでしょうか!?
実際は、車検後納車された時には、しっかり直っていました。またプログラムをアップデートしてもらっているから、シフトチェンジのタイミングがリセットされていることで改善されること位は想像に難くないですね。

車検後(プログラムアップデート後)、ガソリンを3回満タンにして燃費を確認したところ、びっくりするほど過去最低を記録しました。13km/L(高速、郊外50%、都心部50%)。
燃費は次第に学習されて改善してくると思うので、経過後、また発表したいと思います。

★燃費改善の経過報告!

その後、5~6回満タンにしたところ、以前のように16km/L超(高速、郊外50%、都心部50%)に復活しました!
ギクシャク感も発生していないので、この状態が続けば・・・と願うばかりです。


②【高速道路走行時のハンドルのブレ】

車検から一ヵ月後、高速道路を走ったところ、110km/hでハンドルがブルブルっと。
なんだ?車検に出したら、サービスでマッサージ機を付けてくれたのか?(;´Д`)

バランスウェイトが無くなったか、ホイールがセンターで固定されていないか?と過去の経験からすぐに感じましたね。

ディーラーにタイヤを前後ローテーションしたのか確認したところ、従来通りとのこと。
ホイールセンターも純正ホイールなので、ずれることは無いらしい。

そうしたら、バランスウェイトが外れたのかな?と思い、イエローハットでフロントタイヤ2本のバランス調整を依頼しました。(工賃:税込み2,160円)
片方は全く狂っていなく(0グラム)、もう片方は8グラムと1グラムで問題ないとのことでした。
この位の誤差ではハンドルのブレはありえないと指摘され、余計に心配に・・・。

その後、また高速走行をすると、ブレが無くなっていました。
いったいどういうことなのか???
昔のブラウン管テレビみたいに、叩いたら映りがよくなったみたいな現象なのでしょうか。

(2017.8)


追記!
最近このページがよく閲覧されていますが、このページだけ読むと単にクルマの不満を書いているように思われるかもしれません。
クルマは満足いく水準で、ディーラーもとても丁寧な対応をしてくれます。満足の中での些細な不具合のお話しです!



③【バッテリーの突然死】

新宿駅南口前

↑こちらの写真。新宿駅南口前の甲州街道です。
もしこのような三車線の中心でクルマが突然動かなくなって、立ち往生してしまったら?なんて考えたことはありませんか?
この悪夢のような惨事が現実となったのです(゚д゚lll)
2018年春、週末で山登りに出かけようと、早朝首都高に向かっていた甲州街道の新宿駅前。
信号待ちでアイドリングストップしたら、その後、エンジン始動せず。ハザードも点かない。イグニッションキーもダメ。メーターパネルは狂ったような点滅。一瞬パニックでしたね。
新宿御苑トンネルから猛スピードで出てくるクルマに追突されるのではないか?ドキドキでした。

お巡りさんに来てもらって、交通整理や路肩までクルマを手押ししてもらったり・・ロードサービスを呼んでいる最中、お巡りさんがこちょこちょっとイグニッションキーを回したら何とエンジン再始動!
輸入車のアイドリングストップ車はよくあるトラブルらしい・・。たくさん迷惑かけているクルマだったんだね・・。
とりあえず、アイドリングストップ機能をOFFにして、途中止まらないことを祈り、自宅まで自走。その後エンジンを切ってから完全に再始動不能で、ロードサービスに来てもらってケーブルつないで再始動。この先も心配なので、レッカー車に載せてディーラーへ。
原因は「バッテリーの突然死」というものでした。バッテリー交換で直りましたが、バッテリーの「突然死」なんて概念があることを初めて知りましたよ。
緊急用の回路が働くセーフモードも備わっていないようです。てっきりバッテリーの寿命が近くなれば自動的にアイドリングストップ機能はOFFになって、ハザードランプやエンジンの始動に必要な僅かな電圧は確保されているのかと思い込んでいました。

今どきのテクノロジーをもってバッテリー状態が把握できないなんてありえないから、「バッテリーの突然死」とは、クルマの設計不良と指摘されたくないために出来たことばなのでしょうね。トラブルを一言でかたずけられる都合のよい表現です。
コストカットのしわ寄せがドライバーの危険リスクを高めている現状をよく理解した上でアイドリングストップ機能を使わないといけません。

ちなみにアイドリングストップ機能は簡単に壊れることはないと聞いてますが、実態ではトラブルが多いのでOFFにしておいた方が無難と思われます。

(2018.春)

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