アットロードサイドblog
2023/12/24

下山時の膝痛対策には、T型トレッキングポールがオススメ!

いつも山歩きの際、下山時に膝が痛くなりそうな時だけI型トレッキングポール2本を使っていました。
何度も膝が痛くなる経験をしていると、山頂でお昼休憩しているあたりで発汗量や疲労度合から、下山時に膝が痛くなりそうか判断できるようになるんですよね。

今回、たまたま山と渓谷オンラインの記事『トレッキングポールはどこに突く?』を発見!
役立つ情報を学習し、興味本位でT型トレッキングポール(1本)を購入!

私のように下山時の膝痛対策のためだけにトレッキングポールを携行している人は多いと思います。
早速そのT型ポールを使用した結果、I型ポールには戻れなくなりそうな利点を感じたのでレビューしてみます。


【トレッキングポールの突く位置】

山と渓谷オンラインの記事中の動画で解説されているトレッキングポールの突く位置は、支持脚(後ろ足)の横に突くことが静かに着地できて膝に負担をかけない正しい下り方なんだとか。
膝痛対策にトレッキングポールを利用する私から見たら目からウロコな情報ですね。

これまで、I型トレッキングポールを前方に突くことによって、深い段差が続く山道もバランスよくリズミカルに下れて膝の負担も軽減できるものだろうと思い込んでいました。
実際、トレッキングポール無しで地面や木、岩に手を添えながら下るより、トレッキングポールに頼った方が全然楽ですからね。
しかし、膝のダメージ回避に焦点をあてると、このような動作は正しくないようです。

↓こちらのイメージのように、支持脚(後ろ足)の横に突いて下ることで"ドスンっ"と着地する衝撃が回避できます。

トレッキングポールの突く位置は体の横

T型ポールだと、脇を締めてポールを握れば自然に荷重をポールに逃がすことができるので、超スローで着地することもできますね。


【T型ポールは手すりの原理だった!】

T型グリップは、体重を掛けやすい形状のため、いわゆる山道に手すりが付いているようなイメージを想像してもらうと分かりやすいかも。
↓このような感じです。

T型トレッキングポールは、手すりの原理だった!

体感性を確かめるべく、高尾山~景信山周回で使ってみました。
このルートは疲れないので普段はトレッキングポールの出番はありませんが、今回は景信山から小仏バス停方面の下山時、所々にトラップのような40~50cm位えぐれた山道の段差や、一カ所存在する崖のようなルートをあえて回避しないで、T型トレッキングポールを使って突進し続けました。

まるで手すりに摑まりながら段差を下りていくような初めての感覚です。

段差直前の一歩目の支持脚(後ろ足)の着地と同時に足の横にポールを突けば、二歩目の前足は静かに着地できます。
段差が連続するような場面では、最初はポールと足がぎこちない動きから、だんだん慣れてくるとスムーズにタイミングを合わせられるようになりました。

今回、下山中にT型トレッキングポールを突きまくったわけですが、これは膝が痛くなる原因を見事に解消できるツールだと実感しました。
また、片手が空いていると、カメラや飲み物とか扱いやすいですね。
翌日、手首から肩まで腕全体が筋肉痛ですが(;・∀・)

たまたま気付いたJR階段の手すり↓
このカクカクした手すりの水平位置が、まさにT型グリップ!!

JR階段のカクカクした手すり


【I型ポール or T型ポール、どっちがよい?】

下山時、I型ポールもT型のように短くセットして、グリップを上から掴むように握ればT型同様に荷重を分散できます。
使用感の違いは、I型ポールのグリップの上部は卵形状なので、握ったときの感覚や荷重をかけた時の安定性に差が出ます。
I型ポールの利点である「推進力」や「バランス取り」も重視して、「下山時の膝痛対策」も兼ねる目的ならI型ポールの選択もありでしょうか。好みの問題ですね!

下山時の膝痛対策のみの目的なら、荷重がかけやすいT型一択だと感じます。
トレッキングポールを使わなかった場合でも、軽量コンパクトなT型1本をザックの中に入れておけば安心!

↓秋の奥高尾縦走路

膝痛対策にはT型トレッキングポールが優れもの!

その後、山歩きのトレッキングポールは、I型2本からT型1本に完全変更しました!!

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