お盆休みに草津白根山
草津白根山は、2014年から続いていた噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が、2017年6月にレベル1(活火山であることに留意)に引下げられました。
これに伴い、志賀草津道路(R292)で草津白根レストハウスの駐車場が利用できるようになり、湯釜や本白根山への探勝路も再開!
またいつ入山規制が実施されるか分からないので、お盆休みに行ってきました!
訪れる際は、気象庁の「火山活動の状況(草津白根山)」の入山規制を要チェックです。
朝7時過ぎ、志賀草津道路(R292)からの風景↓。天気予報では曇りだったけど、晴れそうな予感!
いたるところに、駐停車禁止の看板が!ロープウェイ山麓駅手前の殺生河原は、有害な硫化水素ガスが発生しているので注意が必要のようです。
エアコンを切り、窓を開けて涼しく走っていると、車内に強烈な火薬の匂いが充満・・。この濃度、草津の湯畑の比ではない!
7:30 白根レストハウス駐車場到着。
湯釜や本白根山の展望所までは木道など、遊歩道がしっかり整備されているので、ほとんど手ぶら状態の人たちの姿もチラホラと。
既に標高2,010Mの駐車場で、もくもく霧が出ており、雨が降らなくてもびしょびしょに濡れることもあるし・・。いちおう、折りたたみ傘も携行!
白根レストハウスから、先ずはロープウェイ山頂駅方面に歩きます。
取り付きは、白根レストハウス前の「①逢の峰探勝路入口」、「②舗装路」、「③少し左手のバス停からの巻き道」の3ルートがあります。(googlemapsの航空写真からも確認可。ページ下に貼り付けています。)
往路は①、復路は③を利用。
【逢の峰~中央火口~鞍部の分岐】
逢の峰探勝路から見える弓池と、逢の峰山頂の東屋↓
東屋の裏手には、ヤナギラン!
本白根コマクサリフト乗り場脇が、本白根山への遊歩道入口。
↓中央火口は、深さ30~40M、直径300Mの広大な草原。コロシアムみたい・・。
上部の稜線には、火口を半周するように山道が整備されています。
「鞍部の分岐」で探勝歩道最高地点にピストンしてから、本白根山展望所に。
【探勝歩道最高地点】
ときより青空が!
ヒメシャジンがたくさん咲いています。
谷間だった遊歩道が尾根に変わると、開放感満点に!
今歩いてきた草原↓ここも火口跡。
静かな池↓
コキンレイカがたくさん↓
コマクサ↓
あたり一面にたくさん咲いているけど、ほとんどが萎れている終盤状態。コマクサ観賞なら、もう少し早い時期がよさそう。
本白根山遊歩道最高地点 2,150M到着!
本白根山遊歩道最高地点の目の前(北側)は、草津白根山最高峰(2,171M)の本白根山↓
本白根山の山頂は、登山道がないため行くことができません。。
また、南西側に設置されている三角点(2,165M)は、火山性ガスで立ち入り禁止。
先ほどの鞍部の分岐地点まで戻り、本白根山展望所へ。
【本白根山展望所】
竜王岩の木道階段を上ると、本白根山展望所。
このあたりもコマクサ群生地。既に終盤。。
草津の観光業者や公的ホームページでもコマクサ満開って記されているけど、3年振りに集客しているお盆の書き入れ時だから、多少サバを読んだ表記は愛嬌ってことか!
山道を更に進み、鏡池、ロープウェイ山頂駅方面に周回。
【鏡池】
遊歩道から眼下に鏡池!
湖畔まで下りて行き、ここでお昼ごはん。
静寂の鏡池。
鏡池は、噴火口に水がたまってできた池。
長い年月をかけて地下水の働きで、大きな石と細かい砂が分離してできた自然の産物、亀の甲羅の模様(亀甲状構造土)が大変珍しいようです。
本白根山遊歩道最高地点から見える池を「鏡池」、こちらの池は「亀甲池」と命名した方が観光客が増えそうに思ったりも・・
ゆっくり休憩して、ロープウェイ山頂駅へ!
この辺で雨が・・・レインウェアを着るほどでもないため、しばらく傘をさして歩きます。
ロープウェイ山頂駅から白根レストハウスまでの通路は、巻き道を選択。逢の峰の東側斜面をたどるほぼ平坦な通路。
取り付きは、ロープウェイ山頂駅建物入口を正面に見て左側。
【白根山の湯釜】
12:50 白根レストハウス駐車場に帰着!
ザックをクルマに置き、傘とカメラだけ持って空身で草津白根山火口展望台へ。
駐車場から展望台までの通路は、コンクリートの遊歩道で、丸い石が敷き詰められており、ソールの薄い靴を履いていけば足裏健康効果が期待できそう!
ガスッているけど、山の天気は変わりやすい!
ガスがすーっとひいて、太陽の明かりが湯釜の方向に照らしたわずか数分間、くっきり浮かんだ神秘的な光景が映し出されました。
すごく綺麗なターコイズブルー!
(2017.8.13)
【白根レストハウス/駐車場】