関東周辺のドライブ&トレッキングReport

天狗滝・綾滝~つづら岩

7月に檜原村を訪れた際、滝を巡る「滝遍路」で"払沢の滝"一ヶ所しか観光できなかったので、再度出動!
今日は秋の行楽日和、9月3連休の中日。天狗滝・綾滝、つづら岩までハイキングしてきました!
【駐車場~千足バス停~天狗滝~綾滝~つづら岩】の往復。

>> 檜原村観光協会:パンフレット(ハイキングマップPDF)

天狗滝・綾滝~つづら岩レポート

中央道は大渋滞。10:30に八王子ICを下車。
11:30に払沢の滝近くまで到着。

払沢の滝駐車場を利用しようと都道205号を走っていると、満車で臨時駐車場(無料)が用意されていました。
臨時駐車場は、檜原村総合運動場で、これから向かう天狗滝・綾滝に距離が近づき、ちょっぴり得した気分です!

通常、天狗滝・綾滝巡りする場合の長時間駐車は、檜原中学校裏の檜原村村営駐車場(無料、近年工事中で利用不可が続いています)に停めるのが一般的です。
また、千足バス停前の地主さんが提供している有料駐車場(1,000円)に停めると、檜原村村営駐車場や払沢の滝駐車場から片道1.3KMの舗装路歩きが短縮できます。

祭りの飾りつけされた五日市払沢の滝臨時駐車場(檜原村総合運動場)

駐車場を11:40にスタート!
まずは、山に入るポイントの千足バス停まで駐車場から都道を600メートル位歩きます。

駐車場から千足バス停に向かう都道205号茅倉の滝看板茅倉の滝千足バス停前の有料駐車場

都道沿いに落差18メートルの"茅倉の滝"。

都道205号沿いの天狗滝・綾滝方面の標識都道205号から山につながる通路

バス停から1Km程、勾配のきつい舗装路を山に向かって歩きます。
この道だけでも結構疲れますね。学生時代の部活をやっている気分です。

天狗滝・綾滝の案内版公共トイレ

途中、きれいな公共トイレが設けられており、この先、山中にトイレはありません。
※こちらの公衆トイレ横に数台分の駐車スペースがありますが、2022年1月現在、お墓参り専用の駐車場に変更されているので、一般客は駐車できません。

↓ようやく舗装路の終点です。ネット情報では、ここにクルマを駐車できるといった記述もありますが駐車禁止エリアです。
帰りに送迎車も見かけたので、ここに停めっぱなしにすると、皆さんUターン出来なくなりますね。
ルール違反の駐車が多いためなのか?、2021年ごろからバリケードが置かれ、林道終点まで車で上がれなくなっています。お陰で林道歩行が安全になりました。

舗装路終点山道岩の多い山道清流

山道を歩くと、すぐに小天狗滝が!

小天狗滝

岩の多い山道を歩き、中腹あたりから、だいぶ登ってきた感を味わえます。
ホントはこの時点では、アスファルトの上を歩いて標高を稼いでいるのですが(*´Д`*)

岩の山道山の中腹から下界の風景

小天狗滝の更に上流側に進むと、天狗滝。

天狗滝

コース入り口の案内板に天狗滝10分、綾滝20分と書かれていましたが、この時間は平坦な舗装路を歩く早さと同じスピードで歩けた場合と考えた方がよさそうです。

T字路の標識危険が潜む通路快適な林間道人面岩を発見

所々に危険そうな足元がありますが、木漏れ日を浴びながら秋の林間コースは快適そのものです!

林木にキノコ

実はこの時、余裕をこいて草花やキノコを撮ったりしているけど、綾滝からつづら岩に向かう登山道で、余裕がほとんど無くなるといった試練が待ち構えているなど、知る由もありません(´エ`;)

はしごの橋綾滝到着

落差21メートルの綾滝!

『一筋の水流が岩肌をゆるやかなカーブを描きながら音もなく流れ落ちる様は、その名のとおり綾の織物を垂れ下げたような見事な滝です。(檜原村)』

綾滝

綾滝からつづら岩まで、600メートル程度。さくっと歩いていっちゃいましょう!
丸太の置かれた休憩スペースのような所の先が崖になっていて、ちょっとびっくり。。

花と虫休憩スペース?足元の下は絶壁この先注意 道悪し

「この先注意 道悪し」の案内が。。
ここまで、比較的整備された通路だったので、多少悪路になるのかな?程度の第一印象です。
標示板もきれいだし。。

つづら岩に向かう急勾配の登山道朽ち果てた大木

ナヌ?(゚∀゚)
これは、きつい。
写真では平らにしか見えないけど、すごい急斜面。
キノコなんか撮っている余裕がありません・・。
(;´Д`)ハアハア

道悪し林の奥に岩が見えてきました!

ハアハアしているうちに、林の奥に岩が見えると、ようやくつづら岩へ!
たいした距離を歩いたわけでもないのに、ものすごい疲労感です。

つづら岩

通路から切り立ったつづら岩は、写真だとその迫力が伝わりにくいですね( ゚ε゚;)

至近距離からつづら岩つづら岩を下から見上げると

ここの絶壁の岩は、ロッククライミングの練習場にもなっているようです。
さて、どのように岩の頂上を目指しましょうか!
ロープやヘルメットもありません。
ていうか、"アンタいつからロッククライマーになったんだよ"って言われそうです(´д`ι)

観光客は、岩の右側にある巻き道から頂上に登ります。
(雑木林内を左に弧を描くように踏み跡が続いているので、枝を掻き分けながら進み、最後は1メートル位の垂直の段差をよじ登ると頂上です。)
(注)巻き道は観光目的で整備されているコースではなく、危険を伴うので行動はご注意を!!
頂上の平らなスペースから見ると、眺望のある南側だけが絶壁ではなく、北側も崖になっている箇所があり、誤って転落する危険があります。

尚、たくさんの細い踏み跡が付いており(いくつかルートがあるようなので)、登ってきた道を確実に覚えておかないと帰れなくなってしまいますね。

岩肌に木が生えるつづら岩の頂上を目指すつづら岩の巻き道から登り切った頂上付近つづら岩の頭が見えてきた!

でた!岩のてっぺん↓

つづら岩の頂上

恐る恐るつづら岩の頂上からの眺望↓
写真中央下に小さく写った"くの字"の道路は、さっき歩いてきた都道です。
見えにくいですが、駐車場も写っています。さすがにライダー号は見えません。。

つづら岩の頂上からの風景

岩の真下は↓
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

つづら岩の真下つづら岩左手の風景

あちこちに打ち込まれているハンガーボルト。

ハンガーボルト1ハンガーボルト2

つづら岩の右端はナイフのエッジのよう↓
安全装備の無い人は近づけません。

つづら岩の右端はナイフのエッジのよう!

映画のランボーが飛び降りるシーンを思い出しました↓

真下から突き上げる木岩のアップ

もう14:20。
陽が暮れるといけないので、さっさと下山します!
途中、滝行に訪れている白装束の人たちが入山していました。夕暮れ時から修行なのですね。ちょっと驚き!

つづら岩からの望む深い森標識日没前の下山道崩れそうな橋

16:20。無事に臨時駐車場に帰還!
膝が痛くなりつつ、超スローペースで歩いていたので、2時間もかかりました。。
写真を撮ったり休憩を挟んだ登り(2時間10分)とほぼ同タイムの下山でした(´д`ι)

無事駐車場へ大渋滞の五日市

今日はヘトヘトなので、このまま帰宅します!
払沢の滝近くまで繋がった五日市のお祭り大渋滞にはまり、更にヘトヘトに。。
上の看板の作りを見て想像に難くないと思いますが、これだけの渋滞を引き起こすイベントなのに、手前の道路上には全く案内がありません。
交通規制が分かっていれば五日市の通行は避け、南下して上の原ICから帰ったのに・・・。

(2014.9.14)

【動画レポート 2022年作成】

千足から大岳山へ登るトレッキング動画を作りましたが、映像の前半部分は天狗滝・綾滝・つづら岩を紹介しています。
秋と冬の風景で編集、つづら岩からの富士山の展望も収めました。
少々クセのあるクチパク動画です(-.-)


【リンク】

檜原村 - ハイキングガイド(詳しいMAP)

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