燕山&笠取山(テント泊)
好天に恵まれたGWは、奥秩父の燕山(つばくらやま)と笠取山に一泊二日のテント泊ハイキングに行ってきました。
笠取山は、多摩川の源流で都の水源地。「水」に関するみどころから、富士山を望む抜群の展望が魅力です。
初日に燕山まで歩き、笠取小屋のテント場で一泊。翌日は早朝から笠取山に登ってから下山。その後、温泉と奥多摩ドライブ!
【アクセスと駐車場】
笠取山登山口である作場平口駐車場には、中央道上野原IC・大月IC・勝沼ICから北上する行き方と、青梅街道で奥多摩湖を通過する行き方があります。所要時間はどちらのルートも変わらないので、八王子ICで降りて後者の下道ルートで向かいました。
青梅街道の一之瀬高原入口地点おいらん淵(写真参照)で右折します。
カーナビだと2km位先の落合橋から右折するようなルートを選択するけど、こちらの道はアスファルトが荒れているので走行要注意です。
作場平橋駐車場が満車の場合は林道沿いにいくつものスペースがあり、駐車不能の心配はなさそうです。
登山口に無料配布しているパンフレットは、地図も詳しく優れもの!
【1日目:燕山】
8:00 作場平口よりトレッキングスタート!
先ずは、テント場の笠取小屋を目指します。
小屋までのルートは、3.2kmで急坂の「一休坂」と、3.7kmの緩やかな「ヤブ沢峠」があり、緩いヤブ沢ルートを選択。
10:30 笠取小屋に到着!
遊歩道のような山道と車両も通る林道歩きだったので、体力消耗もなくすごくラクチンでした!
この辺りの森は飲み水となる水源なので、土壌汚染されないようにトイレはバイオトイレが整備されています。
また、導標の表記が全て日本語だけです。これは大切な水源だけに、入山者を限定する意図があるのでしょう。昨今の多言語された道標を見慣れていると新鮮に感じますね。
テント受付と設営を済ませたら燕山へ。
燕山は、奥秩父主脈縦走路上の山のひとつです。
奥秩父主脈縦走路とは、山梨県北部の瑞牆山付近を起点として、県境上の尾根道で、雲取山から東京の奥多摩駅付近までつながる石尾根も含めて総距離約70kmにも及びます。重装備で4~5泊しながら踏破する達人もいるようです。
燕山を過ぎて、古礼山方面に進むと大展望が!
通路沿いの地べたに腰を下ろして昼食を。
日常下界で忙しなく生活していると、このような所で何もしないひと時はホント贅沢。
こんな山深いのにdocomoのLTE電波がつながります。そっと電源をOFFに。
この先にある古礼山山頂まで行こうと計画していたけど、時間も気になりテント場へ戻ることにしました。
谷間の雁峠では、魚眼レンズで撮ったみたいな写り↓
14:25 小さな分水嶺到着
雨が降ると、東側は荒川、南側は多摩川、西側は富士川の三方向に流れるようです。
三角形の柱石を見ると水の配分は均等に三等分されるように感じるけど、地図を確認すると荒川と多摩川の東京分が四分の三をゲットする構造になっています(´д`ι)
14:40 笠取小屋
テント場の横で鹿がモグモグ食事中!
通気口を閉めておかなかったおかげで、テント内に小さな虫がいっぱい(´エ`;)
食事は笠取小屋前のイス・テーブルが使えるので便利!
この時季、モンベル#3のシュラフは超~冷えるので、使い捨てカイロを持ってきたのは正解でした。足先に入れると快適!
【2日目:笠取山】
耳栓をして寝たら、すっかり寝坊です。すぐに出動の準備を!
4:50 テント場から笠取山に向けて猛ダッシュ(┘゚∀゚)┘
ナニ、この直登斜面は!ジグザグに踏み跡がついているけど、のんびりしていられないので、真っ直ぐに登るのだ(;´Д`)ハアハア
5:30 山頂到着(;´Д`)ハアハア
コースタイムより20分も短縮する勢いで必死の登頂(;´Д`)ハアハア
キタ━━━(゚∀゚)━(。A。)━(゚∀゚)━━━!!
刻々と移り行く光と大地が織り成す自然美をお楽しみください(´д`ι)
こちらの山頂西側地点で軽く朝ごはんを食べてから、東側の標高点に移動。
6:18 笠取山山頂 (標高1,953M)
柔らかな陽射しの中での展望も満喫できたので、下山です!
6:40 水干到着。
「水干(みずひ)」は、多摩川の最初の一滴が染みだしている場所で、ここから東京湾までの138Kmの流れが形成されるようです。
テント場に戻り、テントを撤収して一休坂ルートで下山。
9:00 作場平口帰着!
情報収集のために周囲の路駐スペースなどを散策して、その後「道の駅たばやま」に温泉と昼食に!
道の駅隣接の丹波山温泉「のめこい湯」はお昼前だから空いていると思ったけど、既に洗い場が満席状態の混雑だったので行くのを止めておけばよかった。
午後、新緑につつまれた気持ち良い奥多摩周遊道路でドライブしてから帰宅!
(2016年GW)
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【リンク】
一ノ瀬林道は工事で度々通行止めになります。
訪れる前に道路状況の確認が必須です。
東京都水道局:アクセス情報(最新情報)